【日本語校正ツールの使い方】見方や用語解説・入力データの注意点ほか

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「文法の使い方や表現方法は間違っていないかな?」
「日本語がおかしいんじゃないか不安になる」
「無料の記事校正ツールはあるのかな?」

ライターのお仕事をやり始めたばかりだと、自分の執筆した記事の日本語が正しいかどうか疑問に思うものです。見直すほどに不安になってしまうことはよくあります。

そんな不安を解消してくれるのが「日本語校正ツール」です。文章校正に悩んだ時は無料で正しい日本語を教えてくれますし、10,000文字まで入力可能ですよ!

今回は日本語校正ツールの使い方について、以下の内容を紹介します。

  • テキスト処理ツールの基本的な使い方
  • テキスト処理ツールの見方
  • テキスト処理ツールの用語解説

この記事を読んでライティングの校正で戸惑わず、時間を有効に活用できるライターを目指しましょう!

使い方を知る前に!日本語校正ツールとはそもそも何?

まずは使い方を知る前に無料のテキスト処理ツールである「日本語校正ツール」について簡単に説明します。

日本語校正ツールは執筆した文章の文法など、日本語の使い方が正しく使われているか、文章として読みやすいかをチェックするツールです。

「無料よりも有料の文章校正ツールの方が使い勝手がいいのではないか?」と疑問に持つ方もいるかもしれません。

確かに有料の文章校正ツールの性能は高く、無料より良い校正の提案があります。さらにいえばサポートがあったり辞書機能がありしますよ。

しかし初めのうちはお金を掛けるまでやらなくてもいいでしょう。最低限のチェックをしてくれるのであれば、有料版はいらないというのが、私の意見です。

処理ツールの機能では不適切な表現、用字用語、ら抜き言葉など、基本的な部分をチェックしてくれます。

自分で目視してるけど、ツールがあると一目瞭然で分かりやすいし、時間短縮にもなります。しかも無料でここまでチェックしてくれるなんて、嬉しいツールですね!

【実際の使い方】日本語校正ツールの見方について

無料のテキスト処理ツールである「日本語校正ツール」の見方ですが、実際に使ってみた方が早いので実践してみました。

以下は私がの過去に作成して公開しなかった記事をコピー&ペーストして、検査ボタンを押したものです。

使い方は、調べたい文章をコピーして貼付けし、検査ボタンを押すだけです。とても簡単ですよね。

数年前、日曜日にサザエさんを見ていると、3歳のタラちゃんが三輪車をこぐ姿を見て、ふと気がつきました。

そういえば、そろそろ三輪車買わなきゃ!

うちにも当時3歳の子供がいたのです。

後日、トイザらスとかおもちゃ屋さんに行って三輪車を買いに行ったものの、どれも気に入ったものが見つからない。

途方に暮れていたある日、ある大型スーパーへ行ったら「ここで買う手があったか!」という発見がありました。

そう、その大型スーパーの名はコストコです。

コストコは何でも売っているのですが、まさか三輪車まで売っているとは予測もつかず。

しかもその三輪車、他のおもちゃ屋さんで見る三輪車とちょっと違ってて…

普段コストコを利用していて、トイザらスなど他のおもちゃ屋さんへ行ってもどこかありきたり。

当時は目からウロコだったのを覚えています。

しかし、あれからかなり時が経ちました。

コストコの三輪車は現在は取り扱っていないというのを耳にしました。

コストコで扱っていた三輪車はもう市場には出回らないのか?

コストコで売っていた三輪車が今でも買えるのかも調べてみましたのでお見逃しなく!

校正が必要な部分が表示されます。今回のコストコの記事では下記の通りです。

  • 助詞不足の可能性あり 2箇所
  • 用字1箇所

文章処理ツールでは視覚でわかる表示もあります。

文章で「直したほうがいいよ」という箇所を赤字で示してくれるうえ、検査に引っかかった内容も教えてくれます。見方はとてもわかりやすいですね。

【用語解説】日本語校正ツールの使い方が分かったら検査内容を知ろう

テキスト処理ツールの検査内容は大まかに3つあります。

  1. 表記や表現の間違い
  2. わかりやすい表記にするための提案
  3. よりよい文章にする提案
  4. 不快語

順番に用語を解説します。

1.表記や表現の間違い

表記や表現の間違いについては、単純ミスで変換した誤字のほかにも、諸外国の国名や都市名、固有名詞、人名もチェックしてくれます。

広辞苑でページをめくって調べるのは大変なのでとても助かりますよね。

その他にも以下の5つがあります。

  • 誤用
  • 使用注意語
  • 不快語
  • 機種依存文字または拡張文字
  • ら抜き言葉

順番に解説します。

誤用

誤用とは慣用句やことわざの誤った使い方のことです。

例えば、よく言われる「情けは人のためならず」は、言葉の通り「情けは人のためならず」だろうと思いますが、違います。

本来は「人のために優しく接しましょうという」意味ですね。いつしか「人に情けをかけるな」、と解釈されるのが一般的となっています。

使用注意語

使用注意語とは謙譲語、尊敬語の使い方が主に挙げられます。

仕事場でよく使う「伺う」は「聞く」謙譲語で、「伺う」を尊敬語と勘違いして使っている人は多いでしょう。

不快語

不快語とは人を不快にさせる言葉、差別的発言が挙げられます。

読み手にとって気持ちを不快にさせるのは避けたいところです。

言葉の表現に気をつけるのも大事です。しかし、ライター自身も実生活において人を不快にさせる言動をしないことも心がければ不快語を書いてしまうことはほとんどないでしょう。

 

機種依存文字または拡張文字 

機種依存文字は記号や丸で囲んだ数字、拡張文字は旧字体のことを指します。

文字化けしてしまうと何が書いてあるのか解読不可能になりますので使わないようにしてしましょう。

ら抜き言葉

ら抜き言葉とは例文でよくあるのが「見られる」。

本当は正しいのに誤った使い方である「見れる」と言ってしまうことです。

日常会話でうっかりら抜き言葉を使ってしまうことが多いため、ライティングにおいても気をつけて執筆しなければなりません。

わかりやすい表記にするための提案

わかりやすい表記にするための提案は2つあります。

  • 当て字
  • 表外文字

順番に説明します。

当て字

コーヒーが「珈琲」、アメリカが「亜米利加」と無理やり漢字変換している読みのことを指します。

表外漢字

表外漢字とは常用漢字に載っていない漢字のことです。漢和辞典の巻末に載っています。

文章をよりよくするための提案

文章をよりよくするための提案では4つの種類があります。

  • 用語言い換え
  • 二重否定
  • 助詞不足の可能性あり
  • 冗長表現
  • 略語

用語の言い換え

用語の言い換えは別名用字と呼ばれています。

用字は文章によって判断してひらがなもしくは漢字に表記するという意味です。

言い換えの例ですと、「分かりやすい」を「わかりやすい」に書き直すこともあります。送り仮名もひらがな、かたかな、どっちが適切かを文章の前後で判断することもありますよ。

読むという動作で決めるのではなく、文字を視覚的に見て判断するという点は、校正者の感性がものをいうんですね。

二重否定

二重否定とは「できなくもない」など、「できる」をぼかした言い方を指します。

表現としては存在するけど、ライティングの世界では読みにくいと扱われます。資料で調べて自信を持って執筆することがライティングの前提なので、語尾は言い切りましょう。

助詞不足の可能性あり

助詞不足とは「てにをは」が抜けている状態をいいます。

の、が、は、に、を….など、ことば同士に助詞を間に置くことで、正しい日本語文が完成します。助詞不足についてはら抜きも含みます。

冗長表現

冗長表現とは無駄に長い文章を書いて読みにくい表現になっていることをいいます。簡潔に書けているかどうか、ですね。

「育児をするということは」より「育児をするのは」が簡潔な表現です。

よく取り上げられる例では「大変重要」。仕事現場でよく重要書類を扱いますが、重要という意味が「大変」重要である意味をこめているから「重要」だけでよいのです。

その他「だから」など、小学校でもよく問題に出る接続詞でさえ、文章を読めばわかるから余分だと判断されることもあります。

略語

略語とはその名の通り「EU」なら日本語で「ヨーロッパ連合」の略など、英語で略したもののことです。

その他「プレハブ」、「スマホ」もですね。それぞれ「プレファブリケーション」、「スマートフォン」の略です。

ちなみにプラファブリケーションとは部屋を前もって作って、現場で組み立てるだけという意味です。

日本語校正ツールなどの日本語校正ソフトの使い方に関する注意点!

日本語校正ツールなど、文章校正の使い方について注意点は2点あります。

  1. 機密文章を入れない
  2. 指摘された箇所を全て直す必要はない

順番に説明します。

1.機密文章は入れない

テキスト処理ツールは、Yahoo!デベロッパーのなかにあるメニュー「テキスト解析WEB API」にツールが使用されているから、機密文章は入力しないようにしましょう。

Yahoo!デベロッパーはGoogleのツールとよく似たメニューがあるのですが、日本語校正を目的にテキスト処理ツールを使うとYahoo!のデータに保存される可能性があります。

文章がエンコード化されてYahoo!に保存されるという仕組みではないかと推測されます。

2.指摘された箇所を全て直す必要はない

ツールでは文章の表現が誤りとされていても、実際は指摘するほどの誤りではないこともあります。

AIと同じく、ツールでも添削に限界があるので、そのまま無視しても構いません。

ツールはあくまでライターに「修正した方が良いのではないか?」と提案をするだけです。話の流れによってそのままにする判断をするかは執筆者に任せているスタンスですね。

日本語校正ツールを提供している所はどこ?他のツールの使い方も

日本語校正ツールはso-zou.jpさんが提供しているツールです。

so-zou.jpさんはテキストを処理するツール以外にも便利なアプリケーションを開発していますよ。

聞きたい放送局を選んだら、ラジオニュースをボタンひとつで再生できるツールやエンコード/デコードツールなどマニアックなツールもあります。

ちなみにエンコードとは、インターネットを使っていてメールやブログが文字化けして見れない時、文字をある方式で記号化されたものを呼ぶもののことです。

逆にデコードは文字化けされたデータを日本語に戻すツールです。文字化けして気になるものが読めない時に使ってみるといいですね。

マニアックなツールを作成されているので、文章校正も正確性は間違いないです。いろいろな使い方を試しに使ってみると面白いかもしれません。

まとめ:日本語校正ツールの使い方や検査内容を知って執筆の不安を減らそう

自分の執筆したものの日本語の使い方に不安がある場合は、日本語校正ツールでサクッと確認しましょう。

文法ありきに比重してしまうと何も書けなくなるので、知識として身につけながら書き進めていけば理想的です。

そして用字は文章としての読みやすさを提供しつつ、ブログ運営者があえてこうしたいという思いがあれば、クライアントの判断が優先されます。

ライティングレギュレーションがあればそれに従いましょう。あまり肩の力を入れ過ぎずに書き進めてくださいね。

もし心配であれば、とっておきの方法があります。

あなたのライターキャリア講座を受講しましょう。プロの添削を受けることで、ライティングの一般的な決まりが身につきやすいです。実践して行くことでライティング能力がレベルアップできます。

国語の成績が良くてもSEOライティングは別の話です。ライターを本気で目指しているなら一度相談を受けてみましょう!

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